ナンバープレートを代行で変更する方法は?車の住所や名義変更サービスとは

自動車のナンバープレート変更は、代行というサービスを利用する方法があります。
手続きが面倒、時間がとれないというドライバーにとっては便利なサービスです。

しかし、代行に頼む前にどんなサービスなのか詳しく知りたいと思いませんか?

そこで、この記事では利用するかの判断をするために、代行に依頼するときにドライバーが知っておくべきこと、そして費用の相場を解説します。
代行を利用するメリットとデメリットについても紹介しますので、ぜひご参考にしてください。

目次

ナンバープレートはどんな時に変更するの?

ナンバープレートを変更するタイミングは、大きく分けると2つあります。

必ず変更しなければいけないタイミングは、引越しで住所変更する時や車の売買によって名義変更が生じる場合です。
一方で、自己都合でナンバープレートを変更することもあります。

好きなナンバーに変えたい場合や「ご当地ナンバープレート」と呼ばれる、地域版図柄入りナンバーに変更する時。
また、2020東京オリンピックなど記念ナンバープレートが発行される場合もあります。

ナンバープレート変更を代行する業者とは?

ナンバープレート変更代理

まず、どのような業者が手続きの代行をするのかという点からみていきましょう。

ナンバープレート変更の代行は主に以下の業者が請け負っています。

  • ディーラー
  • 自動車販売店
  • 整備工場
  • 行政書士
  • その他、民間の代行業者

それでは、それぞれを詳しくみていきます。

ディーラー

トヨタカローラや日産プリンスのように、特定の自動車メーカーの車を販売するとともに、メンテナンスもするディーラー。
アフターサービスを請け負う一環として、ナンバープレート変更の代行も行なっています。

自動車販売店や整備工場

中古車販売など様々な種類の自動車を扱う自動車販売店、エンジンや走行装置を取り外して修理を行なうことが許可されている整備工場、これらの業者もナンバープレート変更の代行を請け負っています。
汚れなどによるナンバープレートの変更を考えている場合は、車検をするときに一緒に依頼することもでき便利です。

行政書士

行政手続きを専門とする行政書士にも、ナンバープレート変更の代行を依頼することができます。事務所によっては、自動車登録を専門にしているところがあります。
行政書士の検索には「e行政書士」というサイトが便利です。
e行政書士:https://egyoseishoshi.jp

その他、民間の代行業者

インターネットで検索すると多くの民間の代行業者が見つかります。
ナンバープレート変更以外に、車の個人売買、譲渡、引越しや転勤に伴う車両の輸送など、車に関するあらゆる手続きに特化してサービスを提供しています。

代行業者の選び方

数ある代行業者のなかから1社を選ぶにはどのような選び方があるのでしょう。
おすすめの業者選定として、自動車登録を専門にしている、ドライバーの変更希望のタイミングにあった日程で申請をしてくれる、運輸支局への車の持ち込みをしているかしていないかのチェックなどが挙げられます。

希望のタイミングにあった日程ですが、ナンバープレートの変更を住所変更時に申請する場合、”住所変更があった場合「15日以内」に変更”というタイミングが道路運送車両法第12条で義務付けられています。引越しの多い時期などは、確実に15日以内で申請ができるかどうかで業者を選ぶことが重要です。

住所(ナンバープレート)変更を怠ると50万円以下の罰金に課せられます。そして、刑事罰であることから前科がついてしまうという大きなリスクもあります。

また、ナンバープレート変更には当該の車を運輸支局へ持ち込む必要があります。しかし、資格のある行政書士であれば「出張封印」をし、持ち込みなしでナンバープレートの交換を行なうことが可能です。

代行に依頼するときに用意すべきものは?

車検証

車のナンバープレート変更は自分ですることもできる手続きです。
事前に各種書類を用意する必要がありますが、代行を利用する場合ではどんな違いが発生するのでしょう。

以下が車の所有者側で用意する書類になります。

  • 自動車検査証(車検証)
  • 住民票(発行から3ケ月以内のもの)
  • 車庫証明書(発行から1ケ月以内のもの)
  • 認印を押印した委任状

委任状は、本来申請を行なうべき当事者が代理人に権限を委任し申請を行なえるようにするための書類です。この委任状が代行を利用する場合に必須のものとして加わります。
委任状は国土交通省のウェブサイトからダウンロードするか、多くの場合、代行業者側が用意します。

ナンバープレート変更を代行に依頼する流れとは?

それでは、ナンバープレート変更に代行を利用する場合の流れを確認していきましょう。

  1. 代行業者の決定
    サービス内容や費用は代行業者によって違いがあります。すでに他の作業を依頼したことがあり信頼できる、口コミなど評価が高いなど、お願いする業者を賢く選定しましょう。
  2. 代行業者の予約と打ち合わせ
    業者を選んだら予約を入れます。その後、準備すべき書類、かかる費用の確認、手続きにかかる日数など、手続きに必要なことを確認します。
  3. 準備すべき書類の準備と発送
    上で述べた必要書類を準備します。すべてが揃い次第、代行業者へ持参するか郵送または宅配便などで発送します。
  4. 代行業者による確認
    届けられた書類一式の確認がされ、不備がある場合には連絡が入ります。
    他の申請に必要な書類が代行業者によって作成されます。
  5. 代行業者による申請手続き
    管轄の運輸支局にて、代行業者が手続きの申請をします。
  6. 申請手続きの完了
    手続きが完了すると、ナンバープレートが交付されます。
    番号を変更するだけであれば30分程度で完了します。希望ナンバーなどは受注生産のためさらに長くかかります。
  7. ナンバープレートの取り付け
    ナンバープレート変更には車の持ち込みをすることになります。
    ドライバー自身が持ち込みする場合は、運輸支局内で取り付けます。
    「出張封印」が行なわれる場合は、取り付けまで代行がすることになります。

代行を利用するときの費用は?

次に、費用の相場をみていきます。目安としてご参考にしてください。

ディーラー
8,000円~17,000円(車庫証明を自分で取得する場合)
26,000円~35,000円(車庫証明も依頼する場合)

自動車販売店や整備工場
15,000円~(車庫証明を自分で取得する場合)
27,000円~(車庫証明も依頼する場合)

行政書士
20,000円~40,000円
すべてを行政書士に依頼する場合と、車の所有者も一部関わって申請する場合とで費用が違ってきます。

代行を利用するメリット

車のナンバープレート変更を自分でせずに代行を利用する大きなメリットは、以下の2つでしょう。

  • プロによる手続き
    業者による代行は、豊富な知識と経験から書類の不備などを避け、間違いなく手続きをします。
    スムーズなナンバープレートの変更、そしてプロに任せる安心感があります。
  • 時間の節約
    ナンバープレートの変更を行なう運輸支局は平日の昼間しか受け付けをしていません。仕事の関係などで平日に自分で運輸支局に行けない場合でも、代行であれば手続きを可能にします。

代行を利用するデメリット

自分で変更する場合の費用は2,000円程度とかなり安く手続きすることができます。
それに対して代行の場合はかなりのコスト高になり、これがデメリットとなる場合があります。しかしメリットを考えた上になるため、デメリットになるかはドライバー次第と言えるでしょう。

代行でナンバープレートを変更する

車のナンバープレート変更は平日に管轄の運輸支局に行けるのであれば自分で十分に申請できる手続きです。

しかし、平日に行くことができない、変更が初めてで自分でするのは不安・面倒というドライバーは代行を利用することができます。プロによる手続きはスムーズ、時間の節約にもなります。

どの業界でも同じですが、人に何かを代行してもらうときには費用がかかります。
費やす時間と費用を考慮し、自分にとってベストな方法を選んでください。

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